台東区の不動産売却をお考えなら！まずは不動産売却の知識を知ろう！

台東区で不動産売却！まずは基礎知識を知ろう！

不動産売却の際は個人間で売買を行うことも可能ですが、不動産会社を仲介するのが一般的です。土地、戸建て、マンション、ビルなど、不動産には様々な種類があります。さらには、借地権付きの物件や空き家物件など、条件や事情も異なるでしょう。こちらでは、不動産会社を仲介した不動産売却の際に共通して役立つ基礎知識をご紹介します。

媒介契約とは

不動産売却を不動産会社に依頼する際に、売主と不動産会社との間で締結するのが「媒介契約」です。不動産の買い手を不動産会社に探してもらうための契約です。媒介契約には、一般媒介、専任媒介、専属専任媒介の3種類があります。どの媒介契約がよいかは、物件や売却条件によるので一概にはいえません。査定段階で複数の不動産会社を比較し、検討しましょう。

売却にかかる費用

不動産売却の際には売り手側にも費用がかかります。金額は売却価格の5～7%が目安です。費用の内訳としては、成約時に不動産会社へ支払う「仲介手数料」、売買契約書に貼る「印紙税」、売却に伴う税金「譲渡所得税」などが挙げられます。

また、売却物件に抵当権が付いていた場合は「抵当権抹消費用」、ローンが残っていて一括返済をする場合は「繰り上げ返済手数料」も必要です。契約に必要な書類を用意するための費用も売り手の負担となりますので、留意しておきましょう。

その他にも、借地権付きの物件など、特別な事情がある場合はさらに費用が発生することもあります。

時間がかかる

不動産売却で売り出しから売却までにかかる期間の目安は6カ月程度です。ただし、場合によっては数カ月単位で前後することもあります。長期戦になることを念頭に置いたうえで、スムーズな取引や交渉ができるように、売却価格などの条件やスケジュールを事前にまとめておくとよいでしょう。

また、ビルや借地を売却する場合は準備段階での手続きが多いことから、戸建てや土地の売却と比べて時間だけでなく手間もかかります。

台東区で不動産売却！売却の流れ！

不動産売却の一般的な流れをチェックしていきましょう。ただし、条件によってはさらに手続きが必要となります。例えば、借地権付きの物件の場合は、このほか借地の所有者の承諾などの手続きが必要です。

事前準備

査定を依頼する前に、必要書類を準備します。建物を購入した際の契約書や図面、固定資産税納税通知書、不動産登記簿謄本など、売却する物件に関わる書類で用意できるものは揃えておきましょう。

査定

不動産がいくらで売れるか、不動産会社に査定を依頼します。1社では比較できないので、査定は複数の不動産会社に依頼するのがおすすめです。査定には、過去事例などと比較する机上査定と、担当者が現地確認して算出する訪問査定があります。

媒介契約締結

一般媒介・専任媒介・専属専任媒介といった3つの方法のうち、最も適した媒介契約を選んで締結します。優良な不動産会社であれば、売り手にとってメリットのある方法を選べるようアドバイスをしてくれるものです。

販売活動

売り出し価格を決めたら、不動産会社による販売活動のスタートです。広告やネットへの掲載などを行います。物件の内覧に来る方もいますので、売り手側は不動産仲介会社と共に内覧希望者らへの対応が必要です。

購入決定・売買契約締結

買い手が現れたら売買価格や条件について相談をします。合意ができたら売買契約を交わし、いよいよお金や書類の受け渡しです。売買契約時には様々な書類が必要になりますので、必ず事前に準備しておきましょう。

引き渡し

指定の日時に、ビル・マンションなどの売却不動産（物件）の鍵の引き渡しを行います。クリーニングや引っ越しが必要な場合は、引き渡し期日までに必ず済ませておきましょう。契約時に定めた内容で、引き渡しを行います。

台東区にある戸建て・土地・マンションの不動産売却事例

戸建て

台東区の戸建ての相場は5,880万円です。建物面積は85㎡、土地面積は53㎡、築年数30年が中央値となっています。実際の販売価格は駅からの距離や築年数により変わるものです。

売却事例としては、台東区入谷の戸建て（入谷駅から徒歩6分）、延床面積100㎡、2002年築の物件は1億2,000万円で売却。台東区根岸（入谷駅徒歩10分）、延床面積89.68㎡、2002年築の物件は4,900万円。参考URL（http://www.reins.or.jp/）台東区鳥越（浅草橋駅徒歩8分）、延床面積210㎡、1973年築の物件は7,700万円で売却されました。

土地

台東区の土地の相場は6,090万円です。平米単価では100.2万円、面積は64㎡が中央値となっています。戸建て同様、駅からの距離や面積などの条件によって価格が変動します。

売却事例としては、台東区台東（新御徒町駅徒歩4分）、面積45㎡、ほぼ長方形の土地は7,000万円。台東区橋場（南千住駅徒歩16分）、面積60㎡、台形の土地の場合は3,500万円。台東区入谷（入谷駅徒歩2分）、面積115㎡、長方形の土地は1億2千万円で売却されました。

マンション

台東区のマンションの相場は3,980万円で、専有面積は52㎡、築21年が中央値となっています。

売却事例は、台東区浅草（浅草駅徒歩4分）、専有面積50㎡の1LDK、2005年築の物件は4,000万円。台東区上野（上野駅徒歩6分）、専有面積65㎡の3LDK、2001年築の物件は6,000万円でした。なお、これらは専有部分のみ売却した場合の事例です。

台東区の不動産売却事例をご紹介しましたが、売却価格はケースバイケースです。物件の状態だけでなく、周囲の環境や売却する範囲によって、売却価格は大幅に変わります。これらはあくまで目安としておきましょう。

また、台東区でビルを売却したい方もいらっしゃるでしょう。ビルの場合はその立地や用途、状況によって、数千万円から数億円と価格幅が大きいです。ビルを売りたい場合は、不動産会社に相談しながら相場を見ることをおすすめします。

台東区で不動産売却するなら！不動産会社の選び方！

不動産会社選びは、売却における最重要ポイントといっても過言ではありません。こちらでは、不動産会社選びで後悔しないための、選び方のポイントをご紹介します。

きちんと相談に乗ってくれるか

不動産会社を選ぶ際、つい知名度や規模で選んでしまいがちです。しかし大切なのは売り手の希望を汲んでくれることです。会社の名前だけで選ばずに、しっかりと相談に乗ってくれる会社や、売り手の希望を考慮して売却してくれる会社を選ぶようにしましょう。

免許番号から営業年数をチェック

宅地建物取引業の免許番号には国土交通大臣または都道府県知事名の後に、括弧に入った数字が記載されています。この数字は免許の更新回数を表しており、数字が大きいほど長く営業している会社ということです。ただし、営業年数が長いからよいというわけではありません。営業年数は参考程度としておきましょう。

不当な地上げをしていないか

地上げと聞くと、地上げ屋の怖いイメージを持つ方も多いでしょう。本来、地上げとは事業用の土地を買い上げることであり、違法な行為ではありません。しかしながら、一部では嫌がらせなどの不当な地上げをしている不動産会社も存在します。

不当な地上げをしているような悪い不動産会社を見分けるためには、行政処分情報をチェックしたり、担当者の態度をよく観察したりしましょう。誠実に相談に乗ってくれる会社を選ぶことがポイントです。

得意分野で選ぶ

戸建てに強いところ、ビル売却に強いところなど、不動産会社にはそれぞれ得意分野があります。自分が売りたい不動産の種類を得意とする不動産会社に依頼するとよいでしょう。不動産会社にこれまでの取引実績を聞いておくと、得意分野が見えてきます。借地や共有名義といった特殊な物件を得意とする不動産会社もあり、TMRもその一つです。